公開日:2016年5月26日
ホームページを作るにはどうしたら良いのか? - その2 無料と有料の違い
前回は、ホームページを作る場合に取り得る方法とクラウド型CMSについてお話しました。今回は無料のクラウド型CMSと有料のそれとで何が違うのかをご説明した上で、実際にクラウド型CMSサービスを選ぶ際のチェックポイントについてお話します。
無料と有料のクラウド型CMSの違い
さて、では無料と有料のクラウド型CMSで何が違うのでしょうか?
実に話はシンプルで「サポートがあるかないか」が主な違いです。
確かに使い勝手の面で有料の方がよく考えられていたり、操作がしやすかったりしますが、それはすでに別のCMSを利用したことがある人にとって実感できるものですので、初めてCMSを利用する場合は大差がないと思います。
ですので、「わからない時に相談できるか?」が非常に重要となります。
無料のクラウド型CMSの場合、操作方法のマニュアルは付いていますが、それはあくまでも操作方法のみ、しかも全部自分で調べて覚える必要があります。
また、仮に操作方法がわかったとしても、ホームページ作成ノウハウやSEO対策など、ホームページからの集客するための方法は誰も教えてくれないので、自分で調査・研究する必要があります。
あわせて、無料のクラウド型CMSは自社とは関係ない広告が表示されるものも多いため、結局広告を非表示にするために月額利用料を支払うことになる場合があります。
つまり、ビジネス用途で使おうとすると想定以上に労力がかかり、かつ状況によっては費用までも発生するので、ある程度詳しい方でないと逆にトータルコストが高くなる場合があり、注意が必要です。
有料クラウド型CMSを選ぶ際のポイント
最後に有料のクラウド型CMSを選択する場合のポイントです。
サービス価格やオプション価格がホームページ上に詳しく記載されているものを選ぶ
有料のクラウド型CMSには様々なサービス形態があり一概には言えませんが、まず重要なのは費用に関する内訳やオプションサービス等の価格が明示されているものを選ぶことです。
全部自分で作る場合や無料のクラウド型CMSに比べわかりやすくなっているとはいえ、必ず専門用語やどうしてそのような費用が発生するのかすぐに理解できない事項が出てくると思います。
よくある話として、ホームページ上に掲載されているサービス料金は安いものの、いざ見積りしてみたらドメイン取得料やメールアドレス利用料などが別費用になっていて、予想以上に高額になったなどです。
ですので、ホームページに記載されている内容だけで判断せず、ちゃんとその会社に問い合わせて詳しい話を聞くことをお勧めします。
ちなみに有料サービスでも、利用料などが安いものの中には、電話による問い合わせができないものなどもありますので、その辺りもチェックポイントのひとつです。
どの程度、出来上がった状態で納品されるか事前に確認する
この手のサービスの場合、誰でも簡単に更新できるので基本的にはホームページに掲載する原稿はお客様自身が書くというパターンが一般的です。
その際に、どの程度文章が入った状態で納品されるのかを事前に確認することをお勧めします。
例えば、弊社RAKULIN(らくりん)の場合、会社概要などの一般的なページについては、社名や営業時間などを御社の情報に書き換えれば、そのまま使えるレベルの雛形文章※が入った状態でのご納品となります。
※お客様の商品やサービスに依存するページ(御社商品の特徴を紹介するページなど)においては、雛形文章が存在しない場合がございます。ご契約前にどのような文章が入っているのかをご確認いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
納品後のサポートについて確認する
「無料と有料のクラウド型CMSの違い」でも少し触れましたが、操作についてはマニュアルおよび、有料の場合やメールや電話によるサポートサービスがついているものが多いかと思います。
ただ、それはあくまでも操作サポートがメインだと思いますので、ホームページ作成ノウハウやSEO対策など、ホームページからの集客するための方法は教えてくれません。
また、仮に教えてくれたとしても最初の納品時もしくはその後、回数制限ありで数回というところがほとんどだと思います。
ホームページは作ることが目的ではなく、うまく運用して自社のブランディングや集客、延いては収益に貢献することが本来の目的だと思います。
ですので、操作サポートはもちろんのこと、ホームページを運用していくためのノウハウを納品後も継続して提供してもらえるかどうかを事前に確認することをお勧めします。
いかがでしたでしょうか?
今回は2回に渡り、ホームページを作るためのサービス選びについて、いくつかのパターンに分類しながらポイントをお話させていただきました。
次回は、最新のSEO対策についてお話させていただく予定です。